今の仕事、このままでいいのかな？

「人の役に立つ仕事がしたい」
「でも、もっと安定して、長く働ける仕事に就きたい」

そんな気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。どんな仕事でも社会を支える大切な仕事ですが、実際には給与の伸び悩みや将来への不安を感じる人も少なくありません。

では、同じ「人の役に立つ仕事」でありながら、より安定して長く働ける職業にはどんなものがあるのでしょうか。そこで注目されているのが、歯科衛生士という選択です。

歯科衛生士の平均給与と他職種との比較

歯科衛生士は国家資格を持つ専門職。収入面でも安定性が高く、スキルや経験によってしっかりと評価される職業です。

平均年収ランキング

順位・職業	平均年収	平均月収	年間賞与	初任給
1位 看護師	519万7,000円	36万3,500円	83万5,000円	27-28万円
2位 歯科衛生士	404万4,000円	29万6,200円	48万8,800円	24万7,200円
3位 介護士	363万円	25万6,000円	53万9,000円	約20万円
4位 販売員	330万6,600円	24万3,200円	38万8,200円	約20万円
5位 医療事務	316万円	22万7,000円	33万6,000円	約18-19万円

※出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」ほか（年齢や地域により差があります）

歯科衛生士の仕事は「3つの専門スキル」で成り立つ

歯科衛生士の仕事は、実はとても専門的で多岐にわたります。国家資格によって認められた「3大業務」は以下の通りです。

1. 歯科予防処置
   歯石除去やフッ素塗布など、むし歯や歯周病を防ぐための施術
2. 歯科診療補助
   歯科医師の診療をサポートし、治療をスムーズに進める
3. 歯科保健指導
   子どもから高齢者まで、正しい歯みがきや生活習慣のアドバイスを行う

これらの業務を通じて、患者さんの健康を支える「口のスペシャリスト」として活躍できます。

活躍の場は歯科医院だけじゃない

歯科衛生士の働く場所は歯科医院だけではありません。こうした多様なフィールドがあり、自分の興味やライフステージに合わせて働き方を選べるのも大きな魅力です。

• 総合病院・大学病院
  医科との連携で専門的治療を支援
• 保健所・市区町村
  地域住民への保健指導や健康教育
• 訪問歯科・介護施設
  高齢者の口腔ケア・誤嚥予防
• 企業・美容クリニック
  ホワイトニングや口腔美容サポート

資格取得後は全国どこでも通用し、再就職にも強い"一生モノ"の資格です。医療事務や販売職、保育・介護職などからのキャリアチェンジを考える方にも選ばれています。

「ありがとう」と言われる仕事で、自分も輝ける

歯科衛生士は、患者さんと直接関わりながら健康と笑顔を守る仕事です。「ありがとう」「あなたに会えてよかった」と言われる瞬間が、何よりのやりがい。

小児歯科で子どもたちと関わる、ホワイトニングで美をサポートする、予防歯科で人の健康寿命を延ばす。など「人の役に立ちながら、自分も成長できる仕事」なのです。

夜勤なし・日勤中心で、生活リズムも安定

歯科衛生士はほとんどが日勤。夜勤やシフト制が少なく、生活リズムが整いやすいのも大きなポイントです。結婚・出産後も再就職がしやすく、「ライフイベントがあっても、自分らしい働き方を続けたい」──そんな方に最適です。

歯科衛生士になるには？社会人でも目指せる道があります

歯科衛生士になるためには、まず文部科学省・厚生労働省が指定する養成校で3年間以上学び、国家試験に合格する必要があります。

92.4% 令和6年合格率

91% 令和7年合格率

6割 合格ライン(220問中132点)

9割以上 全国平均合格率

歯科衛生士国家試験は全国平均で毎年9割以上が合格しています。試験はマークシート方式で出題され、220問中6割（132点）以上正解すれば合格となります。しっかりと学校に通い、勉強していれば十分合格できる試験といえます。

「仕事を辞めて通うのは大変そう…」と思う方もいるかもしれませんが、近年は社会人の再進学をサポートする1日2コマ（半日授業）のカリキュラムを持つ学校や社会人入学制度を設ける学校も増えています。

まとめ

歯科衛生士は、

• 専門性が高く、収入も安定
• 「ありがとう」が直接届くやりがいある仕事
• 夜勤なし・女性に優しい働き方
• 多様な職場で一生続けられるキャリア

をすべて実現できる、注目の国家資格です。社会人から再進学する方が増えています。あなたも、新しい一歩を踏み出してみませんか？

＼新しいキャリアへの第一歩を／
働きながら学べる「午後部」や社会人入学制度について詳しくご案内します。