仕事・将来

歯科衛生士は「やめとけ」って本当ですか?

2026/10/23

Qご相談

高校2年生(17歳)

SNSで歯科衛生士の仕事を知って、興味を持って調べています。でも検索すると「歯科衛生士はやめとけ」という書き込みがたくさん出てきて、給料が安い、人間関係が大変、腰が痛くなる…と書いてありました。本当にそんなに大変な仕事なら、今から目指していいのか分からなくなってしまいました。

スマートフォンの書き込みを見て「やめとけって本当…?」と青ざめる高校生のイラスト

A医学アカデミー歯科衛生士学科からの回答

理由には本当のことも、職場で変わることもあります。一つずつ見て、自分に合うかで決めて大丈夫です。

「やめとけ」という言葉を見ると、不安になりますよね。ネットの書き込みは、つらかった経験を書いたものが目に留まりやすいので、どうしても厳しい意見が多く見えます。

実際には、体への負担や人間関係など、どの仕事にもある大変さが中心です。そして、その多くは働く職場を選ぶことで変えられるものです。

ここからは、やめとけと言われる理由、それでも歯科衛生士を選ぶ人が多い理由、後悔しないために今からできることを順にお伝えします。

目次
  1. 「やめとけ」と言われる主な理由
  2. それでも歯科衛生士を選ぶ人が多い理由
  3. 後悔しないために、学校選びの前にできること

「やめとけ」と言われる主な理由

正しい姿勢でマネキンに向かい「姿勢は学べる!」と練習する学生のイラスト

書き込みでよく見かける理由と、その実際をまとめました。

  • 体への負担がある
    患者さんの口の中を見るため、前かがみの姿勢が続きやすい仕事です。学校では正しい姿勢や器具の持ち方から学ぶので、体に負担をかけにくい動き方を身につけられます。
  • 職場の人間関係
    歯科医院は少人数の職場が多く、合う・合わないが出やすいのは本当です。ただ、職場の雰囲気は医院によって大きく違います。
  • 給料が思ったより上がらない
    勤務先や地域によって差があります。経験を積んで訪問歯科や病院などに働く場所を広げ、収入アップを目指す人もいます。
  • 責任が重い
    患者さんの体にふれる医療の仕事なので、責任はあります。そのぶん「ありがとう」と直接言ってもらえる仕事でもあります。

どれも「歯科衛生士だから特別に大変」というより、医療の仕事や少人数の職場によくあることです。大切なのは、こうした面も知ったうえで選ぶことです。

それでも歯科衛生士を選ぶ人が多い理由

男の子からお礼の絵をもらい「ありがとうがうれしい!」と喜ぶ学生のイラスト

大変な面がある一方で、歯科衛生士には次のような強みがあります。

  • 仕事が見つけやすい
    新卒の就職者1人あたり約23人分の求人があり(令和7年度卒業生)、全国どこでも仕事を見つけやすい職業です。
  • 働き方を選べる
    正社員だけでなく、パートや時短勤務も選べます。結婚や出産、子育てのあとも復職しやすい仕事です。
  • 一生使える国家資格
    一度資格を取れば、年齢を重ねても続けられます。全国平均の年収は約396万円で、経験を積むほど働く場所の選択肢も広がります。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「歯科衛生士」(2026年10月閲覧)、一般社団法人全国歯科衛生士教育協議会「歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告」(令和8年6月。令和7年度卒業生の就職者に対する求人人数倍率)

人間関係が合わないと感じたら、別の医院に移るという選択肢を取りやすいのも、求人が多い仕事ならではです。

後悔しないために、学校選びの前にできること

校舎の前でパンフレットを手に「自分の目で確かめる!」とガッツポーズする高校生のイラスト

「やめとけ」の書き込みより、自分の目で確かめたことのほうが、ずっと判断の材料になります。

  • 歯科医院での様子を見てみる
    自分が通っている歯科医院で、歯科衛生士がどんな仕事をしているか意識して見てみましょう。
  • 現場を知る人に聞いてみる
    オープンキャンパスでは、先生に仕事の大変なところも聞けます。良いことだけでなく、大変なことも聞いておくと安心です。
  • 学校のサポートを確かめる
    就職のときに職場選びを相談できるかどうかは、「合わない職場」を避けるためにも大切です。

医学アカデミーの場合

授業は1日2限(約3時間)なので、空いた時間に歯科医院でアルバイトをして、在学中から現場の雰囲気を知ることができます。求人は学内のポータルサイトで見られて、好きなタイミングで応募できます。働き方は担任にも相談できます。

就職活動では、履歴書の書き方や面接対策を学ぶ「就活支援特別授業」があり、担任と一緒に自分に合う職場を考えられます。詳しくは「就職サポート」をご覧ください。

「やめとけ」を見て立ち止まったのは、それだけ真剣に考えている証拠です。大変な面も知ったうえで「それでもやってみたい」と思えるなら、きっと前に進めます。まずは一度、現場を知る先生の話を聞きに来てくださいね。

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