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歯科衛生士になるには大学・短大・専門学校どれがいい?違いと選び方を比較
学校選び
「歯科衛生士になりたいけれど、大学と専門学校のどっちがいいの?」「短大とは何が違うの?」。進路を考え始めると、まずここで迷う人が多いはずです。
先に結論をお伝えすると、どの学校を卒業しても、受ける国家試験も取れる資格も同じです。違うのは、年数・学費・学び方・卒業後の選択肢。「何を優先したいか」で向いている学校が変わります。
このコラムでは、3つの学校の違いを比較表でまとめ、自分に合った学校を選ぶためのポイントを紹介します。
歯科衛生士になる3つのルート
歯科衛生士になるには、国が指定する歯科衛生士の養成校で学んで卒業し、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。養成校には大学(4年制)・短期大学(3年制)・専門学校(3年制)の3種類があります。
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大学
14校
4年制
-
短期大学
17校
3年制
-
専門学校など
159校
3年制
全国歯科衛生士教育協議会の養成校一覧(2026年11月時点)に載っている190校のうち、約8割が専門学校などです。4年制の大学は14校です。
国の基準(歯科衛生士学校養成所指定規則)で、どの養成校も修業年限は3年以上、学ぶ内容は93単位以上(うち臨地実習20単位以上)と決められています。つまり、どの学校を選んでも、歯科衛生士として必要な内容は同じ基準で学びます。
出典:e-Gov法令検索「歯科衛生士学校養成所指定規則」、全国歯科衛生士教育協議会「養成校一覧」(2026年11月5日に確認。専門学校などには「大学校」などの名前の専修学校・各種学校を含む)
国家試験の内容や合格率は、コラム「歯科衛生士国家試験の難易度は?」で紹介しています。
大学・短大・専門学校の違いを比較
| 大学 | 短期大学 | 専門学校 | |
|---|---|---|---|
| 年数 | 4年 | 3年 | 3年 |
| 卒業時の学位・称号 | 学士 | 短期大学士 | 専門士(条件を満たす学科) |
| 学び方 | 一般教養や研究も含めて幅広く | 教養と専門をバランスよく | 現場で使う知識と技術に集中 |
| 時間割 | 日中が中心 | 日中が中心 | 2部制や週4日通学など学校により選べる |
| 入試 | 一般選抜(学力試験)のほか推薦・総合型選抜も | 推薦・総合型選抜が中心の学校が多い | 面接・書類中心の総合型選抜(AO入試)が多い |
| 働き始める時期 | 最短22歳 | 最短21歳 | 最短21歳 |
※学校によって異なります。年齢は高校を卒業してすぐに入学した場合です。
大学・短大・専門学校それぞれの特徴
大学:研究や教育の道も選べる
4年間かけて、歯科衛生士の専門科目に加えて一般教養や研究の方法も学びます。卒業研究に取り組む大学も多く、卒業すると「学士」の学位を取れます。
- 向いている人:研究職や養成校の教員、行政で働くことに興味がある人、大学院に進みたい人
- 気をつけたいこと:専門学校より1年長く通うので、学費と生活費が1年分多くかかり、働き始めるのも1年遅くなります。全国に14校と少なく、通える範囲に大学がないこともあります。
短期大学:3年で学位も取れる
専門学校と同じ3年間で、教養科目と専門科目をバランスよく学びます。卒業すると「短期大学士」の学位を取れます。
- 向いている人:3年で働き始めたい、そのうえで学位も取っておきたい人
- 気をつけたいこと:全国に17校と少なく、地域によっては選択肢がかぎられます。
専門学校:現場で使う力に集中して学べる
歯科衛生士として働くために必要な知識と技術に絞って、3年間で集中して学びます。養成校の多くは専門学校なので、通える範囲で選びやすいのも特徴です。
- 向いている人:早く現場で働きたい人、実習をたくさん積みたい人、仕事や家庭と両立しながら通いたい人
- 気をつけたいこと:授業時間や設備、国家試験対策は学校によって差があります。オープンキャンパスで実際に見て比べることが大切です。
医学アカデミーの場合
医学アカデミー歯科衛生士学科は、埼玉県川越市にある3年制の専門学校です。午前部(9:10〜12:20)と午後部(14:20〜17:30)から選べて、授業は1日2限・通学は週4日。3年間の授業時間は2,580時間で、卒業すると専門士の称号と国家試験の受験資格が得られます。詳しくは「数字で見る医学アカデミー」をご覧ください。
学費は総額と支援制度で比べる
学費は、学校の種類よりも学校ごとの差が大きい項目です。比べるときは、1年あたりの金額ではなく、卒業までの総額で見るのがポイントです。
| 国立大学(標準額) | 入学料282,000円+授業料535,800円×4年=約243万円 |
|---|---|
| 医学アカデミー(専門学校) | 3年間で244万円(入学金19万円を含む) |
※国立大学は「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」の標準額。実際の額は大学ごとに決まります。私立大学・短大・専門学校の学費は学校ごとに大きく違うため、各校の募集要項で確かめてください。どちらも教科書代・実習費などの諸経費は別にかかります。
また、4年制の大学は在学期間が1年長いぶん、生活費も1年分多くかかり、働き始めるのも1年遅くなります。学費だけでなく、何年で働き始められるかもあわせて考えておくと、比べやすくなります。
国の「高等教育の修学支援新制度」は、対象として認められた学校であれば、大学・短大・専門学校のどれでも使えます。医学アカデミーも対象校です。学費の内訳と支援制度は「学費・納入金」と「学費サポート」で紹介しています。
卒業後に違いはある?
歯科衛生士の仕事内容は、国家資格で決まっています。どの学校を卒業しても、歯科医院で行う仕事は同じです。違いが出るのは、次のような場面です。
- 給料:給料は地域や勤務先によって違い、学校の種類だけで決まるものではありません。歯科医院で働くなら、1年早く現場に出て経験を積めるのも専門学校の強みです。
- 研究・教育の道:大学院への進学や研究職、養成校の教員などを目指すなら、大学で学士を取っておくと選択肢が広がります。
- あとから学び直す道:専門学校を卒業したあとでも、条件を満たす課程を修了していれば大学に編入学できます。働きながら学位を取る人もいます。
歯科衛生士の働く場所や年収は、コラム「歯科衛生士とは?仕事内容・なるには・年収」で紹介しています。
自分に合う学校の選び方
迷ったときは、次の順番で考えてみてください。
目標 STEP1
卒業後にどうなりたいか
歯科医院で早く働きたいのか、研究や教育の道も考えたいのか。将来のイメージで、大学か、短大・専門学校かの方向が決まります。
通学 STEP2
3年間(4年間)通い続けられるか
通学時間、授業の時間帯、アルバイトや家庭との両立を考えます。午前・午後を選べる学校なら、空いた時間を使いやすくなります。
お金 STEP3
卒業までの総額と支援制度
学費と諸経費の総額、使える奨学金や支援制度を確かめます。分割で払えるかどうかも学校によって違います。
見学 STEP4
オープンキャンパスで比べる
実習室の設備、先生や在校生の雰囲気、国家試験対策の進め方は、行ってみないとわかりません。2〜3校を見比べると違いがはっきりします。
埼玉で学校を探している方は、コラム「埼玉で歯科衛生士を目指すなら」もあわせてご覧ください。社会人の方は「社会人の方へ」で、働きながら通う方法を紹介しています。
よくある質問
Q大学・短大・専門学校で、取れる資格に違いはありますか?
Aありません。どの学校を卒業しても受けるのは同じ歯科衛生士国家試験で、合格すれば同じ免許を取れます。
違うのは、卒業したときにもらえる学位や称号です。大学は「学士」、短大は「短期大学士」、専門学校は「専門士」(修業年限などの条件を満たす学科の場合)になります。
Q大学卒のほうが就職や給料で有利ですか?
A歯科医院の仕事内容は資格で決まるので、学校の種類で仕事が変わることはありません。
給料は地域や勤務先によって違い、学校の種類だけで決まるものではありません。歯科医院で働くことが目標なら、専門学校で3年で資格を取り、1年早く働き始めて経験を積むのも近道です。研究職や養成校の教員、大学院への進学を考えるなら、大学で学士を取っておくと道が広がります。
Q専門学校を卒業してから大学に進むことはできますか?
Aできます。条件を満たす専門学校の課程を修了した人は、大学に編入学できます。
学校教育法で、専修学校の専門課程(修業年限2年以上などの条件を満たすもの)を修了した人は大学に編入学できると定められています。受け入れの有無や条件は大学ごとに違うので、志望する大学の募集要項で確かめてください。
Q社会人や働きながら通うなら、どの学校が向いていますか?
A時間割を選べる専門学校が通いやすい傾向があります。
大学・短大は日中に授業がある学校がほとんどです。専門学校には、午前と午後のどちらかに通う2部制や、週4日通学などの学校もあり、仕事や家庭と両立しやすくなっています。
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学校の違いは、見て比べるのがいちばん
オープンキャンパスでは、歯科衛生士の仕事を体験しながら、実習室の設備や授業の雰囲気、在校生の様子を見られます。学費や通い方の相談もできるので、気になることはその場で聞いてみてください。
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